移民として思うこと- Aziz Ansari “please go back to…”

サタデーナイトライブ

下院選を前に思いの外、通常モードなオランダからこんばんはいぬ

今回、極右政党が第1党にはならなそうですがんー?…うーん、キャラメルキャンディみたいな名前のおじさんには勝って欲しくないなぁ。うち、明日をも知れない移民一家なんでさむい。汗

 

でも、例えば移民問題一つ取っても、両者の不満不安の背景は一色じゃなくてsao☆

トランプさんに頭を抱えつつ、オバマ&ヒラリーさんに背筋が凍るヒトリとしては、眉をひそめる主張でも全否定できない現実があるから、みんな迷走してるんだよね、と爪先で砂に字を描く毎日ですorz

ところで、自由党のウィルダース党首って宅間孝行さんに似てるよね?

 

まぁ、項垂れていても仕方がないので、こんな時こそ、自分より数段頭がいい人の機智に触れて笑っていこう〜肉球 くろと久々にサタデー・ナイト・ライブネタをえんぴつ

 

このアジズ・アンサリさんのモノローグは、トランプ大統領就任式翌日に放送された、マイノリティだからこその秀逸なコメディですキラ音符 爆笑したあと思わず涙ぐんでしまう閉めも見所なので、まずは映像を最後までご覧ください。

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SNL公式の映像が観られない方はYouTubeで”SNL Aziz Ansari Monologue”を検索していただければ…笑

 

トランプに投票した人の多くは条件付きで票を投じたことに触れつつ、ごく一部の白人至上主義者たちに、”マイノリティに「国に戻れ!」と言わずに、あなた達が差別主義者でない「フリに戻って」”とユーモアたっぷりに訴えています。

 

例えば、2分8秒からの

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So, look. We’re divided. It’s OK. We’ve always been divided by some of these big political issues. It’s fine. As long as we treat each other with respect and remember that ultimately we’re all Americans, we’ll be fine.

で、アメリカは分断されてる。それはいいんだ。僕ら、この手の大きな政治問題では、ずーっと分断されてきたんだから。大丈夫。互いに敬意を持って接して、結局は皆アメリカ人なんだって忘れない限り、僕らは大丈夫。

 

But the problem is…the problem is, there’s a new group. I’m talking about this tiny slice of people that have gotten way too fired up about the Trump thing for the wrong reasons.

けど問題は、問題なのはさ、新しいグループ。余り褒められない理由でトランプ勝利に盛り上がってる、ごく少数の人たちなんだよね。

 

I’m talking about these people that, as soon as Trump won, they’re like, “We don’t have to pretend like we’re not racist anymore! We don’t have to pretend anymore! We can be racist again! Whoo!”

ほら、トランプが勝った途端「もう”人種差別主義者じゃない”フリしなくていいんだ〜フリしなくていい〜レイシストでいいんだ〜やった〜」ってなった人たち。

 

Whoa, whoa, whoa, whoa! No, no! If you’re one of these people, please go back to pretending. You’ve gotta go back to pretending. I’m so sorry we never thanked you for your service. We never realized how much effort you were putting into the pretending. But you gotta go back to pretending.

ちょーっとダメダメ!! もし皆さんが、この手の人たちの一人なら、お願いだから差別主義者じゃないフリに戻ってください。フリしなきゃダメ。皆さんのご奉仕に感謝したことなくて、ほんっとに申し訳なかった。フリするのにどれ程の労力を割いてるか気付けなくて。でも皆さん、フリに戻らなきゃいけないんです。

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“Please go back to pretending.”

まさに!!な一言ですよね。

後半、人々のイスラム恐怖症を緩和する為に、暴力的なニュースの後にシカゴでナチョスを食べてる普通のムスリムの映像を流そうお食事とか、「ホームランド」のテーマソング、陽気なのに替えよう〜とか報道・娯楽のあり方に突っ込む辺りは、ハリウッドの自画自賛リベラルに食傷気味だった私的に、気持ちいい限りでしたが…

身も蓋もない話、「私」や「私たち」が在る以上「他者」が在り、差別は生じます。人によっては控えめにそれを”区別”と呼ぶかもしれませんが。寛容の国と言われるオランダにいても、んん?と思うことはあるしaya

でも本来、違いを認識すること(差別/区別)自体は、暴力の言い訳にさえしなければ、乗り越えられることで。自分に巣食う差別の芽を自覚することも、先入観や偏見をなく世界を見たいって思わせてくれるし。悪い面ばかりじゃないはずで。

問題は、”対話をする余裕”がない社会になってしまったことなんですよねだよねーつかれた 主に経済面でのことが原因でおかしくなってしまった現代の、この”色々もう限界”感は、正直どうしたらいいか解らなくて顔 あうー

大きく世界を変えようとせずに、自分の裡から少しずつ変えていくしかできないです。

…話が広がりすぎて取り止めがなくなってきちゃいましたが、何が言いたいかというと、一緒にナチョスを食べれるまでの道は長そうだけど、移民頑張ってくんで、オランダのthe new groupの皆さん、ここは何卒…please go back to pretendingーお願いたのむ

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