青空に雷の轟くセブからこんにちは。
最近は南国の暑さに湿気が加わり
何だかもうゲルのように、やる気も
何もかも溶けてしまいそうです
日本もこれから梅雨・夏となるにつれ
なんとな~く中だるみ気味という日も
出てきますよね…
そんな時は机で単語や文法!ではなく
ゆるくリスニングの勉強をしてみては?
勿論、聞いてるだけで英語がなんて
ありえませんが、独学を続けながら
同じ英語音声を繰り返し聞いていると
今まで聞き取れなかった単語や会話が
少し拾えているのに気づくはずです。
この、アレ上達してる
感が
ダラけそうな時期に続けてゆく
原動力になる気がしているので
一度試してみて頂けると嬉しいです
カプートカプート的お薦め第一回は
リチャード・リンクレイター監督の
(あらすじ)
パリへ向かう長距離列車で出逢ったジェシー(イーサン・ホーク)とセリーヌ(ジェリー・デルピー)。大学生だった二人のその後をウィーン・パリ・ギリシャを舞台に9年毎に切り取った三部作。
この三部作のお薦めポイントは
・出逢いから関係の変化を追っている
・基本的に二人の会話劇
・一作が約90分と反復しやすい
特に二作目「Sunset」は秀逸です。
パリの街を背景に炸裂するアラサーの
本音に共感すること間違いなしです
と推しておいてなんですが今回は
極力ネタばれしないで済みそうな
「Midnight」のクリップからフレーズを
40代になった二人が出逢った時を
想い出してする会話です。
-Hey, can I ask you a question?
ねぇ、聞いてもいい?
-Sure.
ああ。
-If we were meeting for the first time “today” on a train, would you find me attractive?
もし”今日”列車で出逢ったんなら、私のこと魅力的だって思った?
-Of course.
思ったさ。
-No, but really, right now, as I am? Would you start talking to me? Would you ask me to get off the train with you?
今の、このままの私でも?話しかける?列車を降りようって誘う?
-Well, I mean, you’re asking a theoretical question. I mean, what would my life situation be? Wouldn’t I be cheating on you?
えぇっと、タラレバなこと聞くなぁ。ねぇ、僕は結婚してる?浮気することにならない?
-Why can’t you just say yes?
何でただ「イエス」って言えないの?
-YES!! I did. Of course.
イエス!勿論、誘うよ。
-I wanted you to say something romantic and you blew it.
何かロマンチックなこと言ってくれると思ってたのに、台無しだわ。
-Okay, all right, wait, if I saw you on a train, I would lock eyes with you, walk up to you..
解ったよ、そうだな、もし君に列車で逢ったら、キミをじっと見つめながら近づいていって
-Uh-huh.
うん。
-And say, “Hey, baby. You are making me as horny as a billy goat in a pepper patch.”
こう言うよ。「やぁ、ベイビー。キミを見てると唐辛子畑の雄ヤギみたくムラムラしちゃうぜ」
-Aah! Stop it! That’s disgusting! Billy goat? No. The truth is, okay, you failed the test. And, the fact is, you would not pick me up on a train. Would not notice a fat-assed middle-aged mom losing her hair.
あぁ、もう最低!雄ヤギ?本当は、いい?あなたは落第よ。で、実際にはあなたは私を誘わないわ。禿げかけのデカ尻中年ママなんて見向きもしないわね。
-Okay. Losing..? Ha-ha-ha.
わかった。禿げかけの…?
-Yeah, that’s me.
そうよ。それが今の私。
-You set me up to fail on this one.
ワナにかけたな。
-Okay, true, true, true.
ええ。そうね、そう、そうよ。
-You did. All right. But in the real world, baldy, okay, on game day when it mattered, I did talk to you on a train, okay? I did. It was the best thing I ever did.
だろ?まぁ、いいさ。現実の世界では、キューピーちゃん、運命のあの日、僕は君に確かに話しかけたよね?だろ?人生で最良の決断だったよ。
-Really? Look at the goats.
本当?見て、ヤギよ。
-Hey.
やぁ。
-Hello.
こんにちは。
-Yeah. But, heh, you know, that’s not even a good question. The real question would be, if I did ask you to get off a train,
けど、ねぇ、質問も悪いよ。本当に知りたいのはさ、もし今僕が列車を降りようって誘ったら
-Yeah?
うん?
-Would you get off with me?
ついてきてくれる?
-Of course not. I have people waiting for me. You know, and, heh, heh, a 41-year-old horny billy goat. How creepy. I’m creeped out right now. Help!
ありえないわね。子供たちがいるもの。それに、相手は41歳の発情した雄ヤギよ?気持ち悪っ。ぞっとしちゃうわ。助けて!
(今回のフレーズ)
Why can’t you just say yes?
何でただ「イエス」って言えないの?
文法的には否定疑問文ですね。
会話の中でふと混乱しがちですが
疑問文の助動詞を否定形にするだけで
答える時にYES/NOを間違えない
・問われている事をする→YES
・問われている事をしない→NO
と覚えておけばよいと思います。
因みに動画で、ジェシーの答えが
YES!!I did.Of course.と過去形なのは
これが一連の例え話への回答だからです。
Why can’t you~?やCan’t you~?は
皮肉・非難のニュアンスを含むので
本当に理由や答えを知りたいときは
肯定形でいう言い方を探した方が
いいかもしれません。
まぁ、こう聞かれるともう言い訳しか
できないですもんねわたしも
Why can’t you just say sorry?
(何でただゴメンっていえないの?)
とは言わない&言われないように
気を付けよう
次回作は是非「Before Next Life」で